PCトラブルメモ2006年05月19日 02時17分27秒

昨年度に購入したPCが調子が悪かったので,学生に頼んでサポートには定評のある某社に連絡してもらった.

症状はネットワーク周りが異常に遅いということ.WEBの表示もおかしければメールの送受信もおかしい.pingでも半分くらいのパケットが落ちる.同時に購入した同一スペックのマシンがあったので,そちらと比較しても明らかにおかしい.念のため,相互のケーブルを交換してみても症状は変わらないのである.

サポートとはメールでやりとりしてもらったのだがまずは,WEBの症状の確認などをしてほしいとのこと.次にあった要求はドライバの更新,diagツールみたいなものによるチェック.さらにOSの再インストール.学生も低姿勢なので,言われるままにこれらをチェックしていく.結構膨大な手間である.私ならばまずしないと思う.で,再インストールまでしても症状は変わらず.ついで再度症状を確認せよとのこと.

さらに別のdiagツールを使ってNICの状態のチェック.これで異常が出なかったため,サーバがおかしいと結論付けられかかったりしたらしい.pingが半分落ちるときのサーバってなんだ?

結局らちが明かないので,サポートに電話し,もう一回確認手順を踏んでも直らなければエンジニアを派遣してもらい,症状を確認してもらうことになった.この段階からはスムーズに進み,めでたくマザーボードを交換(NICがオンボードだったため)し,症状が解消した.

これだけ明らかにおかしい(最初の時点で充分な証拠がそろっている)事例でもマニュアル通りの対応だとこうなってしまう,というのは結構勉強になった.メールでの連絡で「pingが,」とか言っても,NIC専門なわけでもないサポートでは分からなかったのかも.そう考えてみると,相手が話が分かるか見極めて,必要に応じて担当者を変えるなどの対応をしないと早い復旧は難しいのかもしれない.