Happy Academic Life2006年05月09日 02時42分54秒

ちまたの一部で話題のHappy Academic Life 2006なるボードゲームが人工知能学会誌の付録(?)として届いた.うわさは聞いていたので,とりあえず開けてみる.

結構大きなボードとこまごましたパーツ類とマニュアルが付属.見ただけではどうやってゲームを開始するのかもよくわからんので,有志の学生とチャレンジしてみた.

最初はなにをどうしていいかさっぱりわからず,マニュアルを一生懸命見ながら少しずつゲームを進めていく形になった.このマニュアルがあまりよくできているとはいえず,局面ごとにどうしたらいいのかが分かりにくいのである.

それでもしばらくプレイする間になんとなく様子は見えてきた.要するに論文を採録にしながら,学生を育て,学内や学会でも活躍して教授になり,自分の目指したキャリアを完成させるゲームである.で,論文を採録にするためには研究時間と費用がかかり,教授になるためには論文とか学内でのキャリアなどが必要で…といろいろなものが絡み合っているのである.

もちろん,実際のAcademic Lifeと比較すると簡単化されているのではあるが,比較的うまい感じで簡単化されているとは思った.ただし,それでも十分複雑で,ゲームを理解するために時間がかかりすぎることと,ルールが分かっていなかったからかもしれないがゴールに到達するまでに非常に時間がかかることがちょっと問題かな.

よくわからんのがお金の概念.時間の概念は紙幣みたいなものでやりとりするのにお金は金額をメモしながら自分の懐具合を更新していく.いろいろ考えた末のゲーム形態なのだろうが,かなり違和感がある

ちなみに学生2人とやってみたのだが誰一人ゴールにたどり着けずにタイムオーバーだった.みんなキャリアデザイン失敗ってこと?