おとうと ― 2011年08月21日 02時31分49秒
ちょっと前に録画しておいた映画をいまさら見た.
周囲に迷惑をかけまくる弟と,それに翻弄される姉,姪.最初から弟が登場するたびに姉に迷惑がかかるさまが描かれていく.これでどう話が終わるのだろう?と気になったのだが,結局そのまま淡々と話が進んでいき,そして終了.
ある意味,とっても裏切られたような,やられたというようなストーリー展開.さすが山田洋次監督だなぁ,と思わされた.
しかし,大阪弁を話す人ってなんでこうも似て見えるのだろう.弟役の鶴瓶が知り合いにそっくりに見えて仕方がない.
GPSとナビ ― 2011年02月23日 03時41分11秒
先日放送された,「トランスポーター3」を(吹き替えで)見ていて,ちょっと気になったのが,悪役の「GPSも高精度のものに変えておいてやったぜ」というようなせりふ.その後GPSの精度が影響するようなストーリーではない.どうも腑に落ちない.
ということで思い当たったのが,GPSというのはカーナビを指しているのではないか,ということ.私の知っているアメリカ人はカーナビのことをGPSと呼ぶケースが多い.というかCar Navigation Systemという言葉を聴いた記憶がない(研究発表は除く).
ということは,上のせりふはきっと,英語の訳としては正しいのだけれど,意味としては「カーナビも高性能なものに変えておいてやったぜ」なのかなぁっと.それだとその後のストーリー的にも意味が通じる.
原文を調べていないので,すべて憶測の粋を出ていないけど.
ということで思い当たったのが,GPSというのはカーナビを指しているのではないか,ということ.私の知っているアメリカ人はカーナビのことをGPSと呼ぶケースが多い.というかCar Navigation Systemという言葉を聴いた記憶がない(研究発表は除く).
ということは,上のせりふはきっと,英語の訳としては正しいのだけれど,意味としては「カーナビも高性能なものに変えておいてやったぜ」なのかなぁっと.それだとその後のストーリー的にも意味が通じる.
原文を調べていないので,すべて憶測の粋を出ていないけど.
レッドクリフ Part II ― 2010年02月21日 02時18分10秒
Part Iの続き(当然).
今度は水上の戦い.3万の兵で80万の兵に勝つために,火を使うという常套手段.これを効果的にやるためには風を味方につける必要がある.で,この風を味方につけるために知略の限りを尽くす,という感じか.
なんだかやられる人は矢がどんどん刺さり,やられても死なない人は矢が刺さってもそれほど影響しない.それ以外の人には矢が当たらない,という,この手の映画の王道.
結局,重要な役どころの人はほとんど死なず,最後の教訓めいたせりふがいくつか出てきて終了した.
戦闘シーンはなんだか同じようなシーンの繰り返しが多くて,退屈感が出てしまう感じ.
いまいち,という感じが残る.
今度は水上の戦い.3万の兵で80万の兵に勝つために,火を使うという常套手段.これを効果的にやるためには風を味方につける必要がある.で,この風を味方につけるために知略の限りを尽くす,という感じか.
なんだかやられる人は矢がどんどん刺さり,やられても死なない人は矢が刺さってもそれほど影響しない.それ以外の人には矢が当たらない,という,この手の映画の王道.
結局,重要な役どころの人はほとんど死なず,最後の教訓めいたせりふがいくつか出てきて終了した.
戦闘シーンはなんだか同じようなシーンの繰り返しが多くて,退屈感が出てしまう感じ.
いまいち,という感じが残る.
レッドクリフ Part I ― 2010年02月20日 16時02分59秒
三国志の赤壁の戦いをテーマにしたジョン・ウー監督作品.
曹操(魏と習った記憶があるのだが,映画中では出てこなかった)と戦って敗れた劉備(これも蜀と習った記憶が)が,逃げ落ちてから,呉と組んで,赤壁で戦力が10倍以上の曹操と戦う,という映画.知力を尽くして,戦力的に圧倒的不利な状況で相手に伍する戦いをするというもの.
ストーリー的にはそれなりに面白い.それほど先が読めないというか,どきどき感がないまま,安心して味方が勝つのであろうと予想しながら見ることができる.
戦闘シーンなどは,遠景でCGが多用されている.それなりに違和感はあるものの,意図も感じられるので,これ自体はそれほど悪くない.ただ,超人級の活躍をする戦士が出てくるあたりで,戦闘が戦闘らしく見えなくなってしまう.致し方ないのかもしれないが,こういうのは日本映画の方がうまいのかもしれない.
キャスティングは豪華なのだが,個人的にはあまり好きではないかも.
なんにせよ,後半はどうなるかはちょっと楽しみ.
曹操(魏と習った記憶があるのだが,映画中では出てこなかった)と戦って敗れた劉備(これも蜀と習った記憶が)が,逃げ落ちてから,呉と組んで,赤壁で戦力が10倍以上の曹操と戦う,という映画.知力を尽くして,戦力的に圧倒的不利な状況で相手に伍する戦いをするというもの.
ストーリー的にはそれなりに面白い.それほど先が読めないというか,どきどき感がないまま,安心して味方が勝つのであろうと予想しながら見ることができる.
戦闘シーンなどは,遠景でCGが多用されている.それなりに違和感はあるものの,意図も感じられるので,これ自体はそれほど悪くない.ただ,超人級の活躍をする戦士が出てくるあたりで,戦闘が戦闘らしく見えなくなってしまう.致し方ないのかもしれないが,こういうのは日本映画の方がうまいのかもしれない.
キャスティングは豪華なのだが,個人的にはあまり好きではないかも.
なんにせよ,後半はどうなるかはちょっと楽しみ.
252 -生存者あり- ― 2009年06月08日 02時14分18秒
うーん,ちょっと期待していたのだが….
ある意味,典型的な災害映画.そして,ストーリー的にはなんだかとっても都合よく(登場人物には都合悪く?)いろいろなことが,絶妙なタイミングで発生する映画.多かれ少なかれ,映画なんだからそういうことはあるのだろうけれども,あまりにもあからさまな気がした.要するにあまりにもストーリーが不自然なのである.
最後などは本来,とっても感動的なシーンなんだろうけど,そこで製作側の意図を強く感じてしまうからか,どうしてもなんだかなぁ…と思ってしまう.
結局,最後までしっくりこないまま終わってしまった.
ある意味,典型的な災害映画.そして,ストーリー的にはなんだかとっても都合よく(登場人物には都合悪く?)いろいろなことが,絶妙なタイミングで発生する映画.多かれ少なかれ,映画なんだからそういうことはあるのだろうけれども,あまりにもあからさまな気がした.要するにあまりにもストーリーが不自然なのである.
最後などは本来,とっても感動的なシーンなんだろうけど,そこで製作側の意図を強く感じてしまうからか,どうしてもなんだかなぁ…と思ってしまう.
結局,最後までしっくりこないまま終わってしまった.
パイレーツオブカリビアン ワールド・エンド ― 2007年12月24日 01時49分48秒
前半はストーリーが入り組んでいてよくわからなかった.前作・前々作の内容をうろ覚えだからいけないらしい.
それでも,後半は戦闘シーンをはじめ,映像的にもかなり楽しめた.入り組んだ人間関係もかなり単純化されて,要するに善と悪に集約されると,私でも理解できるらしい.
ジョニー・デップら,出演者の演技は相変わらず素晴らしいし,映像もよく出来ている.
ただ,全般的に長い,と思った.実は2週間ほど前に前半を見て,その後しばらく放置していてから後半を見たのだが,続けて全部見るのはちょっとしんどいかもしれない.
それでも,後半は戦闘シーンをはじめ,映像的にもかなり楽しめた.入り組んだ人間関係もかなり単純化されて,要するに善と悪に集約されると,私でも理解できるらしい.
ジョニー・デップら,出演者の演技は相変わらず素晴らしいし,映像もよく出来ている.
ただ,全般的に長い,と思った.実は2週間ほど前に前半を見て,その後しばらく放置していてから後半を見たのだが,続けて全部見るのはちょっとしんどいかもしれない.
イルマーレ ― 2007年11月24日 03時28分38秒
原題"The Lake House".どうしてこれがイルマーレになってしまうのかさっぱりわからず.どうも途中で出てくるレストランの名前らしいのだが,それがどうしてタイトルになるのだろう.調べてみたら,海辺に立つ家という意味があるらしい.もっと調べると原作は韓国映画で,そのときのタイトルは「イルマーレ」.ふーん.
内容は,湖畔の家にある,2年間の時を越えて郵便を運んでくれるポストを小道具にした恋愛の話.歴史は登場人物の都合でポンポン書き換わるし,登場人物はあちこちであまり合理的ではない行動をする.別になくてもよいのだが,謎解きはなし.
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックという強力キャストなのだが,私にはどうにも好きになれない映画である.
内容は,湖畔の家にある,2年間の時を越えて郵便を運んでくれるポストを小道具にした恋愛の話.歴史は登場人物の都合でポンポン書き換わるし,登場人物はあちこちであまり合理的ではない行動をする.別になくてもよいのだが,謎解きはなし.
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックという強力キャストなのだが,私にはどうにも好きになれない映画である.
23 ― 2007年11月16日 03時27分21秒
TVをぼーっと見ていたら,ナンバー23なる映画( http://www.number23.jp/ )の紹介をしていた.ジム・キャリーが主演で,なんでも彼が演じる主役の人生のさまざまな数字から23が出てくる,っていうところがタイトルの由来らしい.
そういえば,私も5歳の頃住んでいたアパートの部屋番号が23だったし,その次に住んだ家の番地が230.次が5-21-7で,そのまま引き算として計算すると-23,さらに今の家の番地も同様に計算すると-23となる.
他にも微妙に23になる数字が私の人生のところどころで関係している.
映画によれば,23は,2/3=0.666となるので悪魔の数字なのだという.これはいくらなんでもこじつけだと思えるのだが,でもそうか,これを言い訳に仕事が出来ないことにすれば……,ま,結果としては関係なさそうである.
いずれにしても,数字好きの私が,自分の住んでいたところがどうも23によく関係している,と思っていただけに,このような映画が出来てちょっとびっくり.
ちなみに,上記以外に住んでいたところで番地が記憶にあるところが2箇所ほどあるのだが,そこは簡単には23にならない.ちょっと残念…かな….
そういえば,私も5歳の頃住んでいたアパートの部屋番号が23だったし,その次に住んだ家の番地が230.次が5-21-7で,そのまま引き算として計算すると-23,さらに今の家の番地も同様に計算すると-23となる.
他にも微妙に23になる数字が私の人生のところどころで関係している.
映画によれば,23は,2/3=0.666となるので悪魔の数字なのだという.これはいくらなんでもこじつけだと思えるのだが,でもそうか,これを言い訳に仕事が出来ないことにすれば……,ま,結果としては関係なさそうである.
いずれにしても,数字好きの私が,自分の住んでいたところがどうも23によく関係している,と思っていただけに,このような映画が出来てちょっとびっくり.
ちなみに,上記以外に住んでいたところで番地が記憶にあるところが2箇所ほどあるのだが,そこは簡単には23にならない.ちょっと残念…かな….
プラダを着た悪魔 ― 2007年10月01日 01時34分27秒
ずいぶん前に飛行機の中でこの映画を見たのだが,最後まで見る前に着陸態勢に入ってしまって,打ち切られてしまった.それ以来,続きが気になっていたのだが,多分7割方は見ていたはずなので,のこりの3割に数千円も払う気がせず放置していた.それが,昨日,これのDVDが5割引き,と書かれているのを見て,ついに購入してしまった.
なんだかとってもありがちな映画なのだが,それでいて見ていて飽きない映画だった.ファッション業界のトップで生きていくためにどれほど大変か,というのを,たぶん上司を悪魔に喩えて描いているのだろうが,いうほど上司を悪役にしていない.
本人の予定を超えて働いてしまうことで本人が変わっていく様を描きながら,最終的には本人が自分に戻る(自分を取り戻す)のだが,その自分はすでにもとの自分ではない,といったところか.
世の中そんなに甘くない,ということをユーモラスに描いている点が面白かった.のだが,一体誰のことを悪魔と言っているのだろう?というのは気になった.単純には上司なのであろうが,実はそうではない,といいたいのかなぁ,っと.
なんだかとってもありがちな映画なのだが,それでいて見ていて飽きない映画だった.ファッション業界のトップで生きていくためにどれほど大変か,というのを,たぶん上司を悪魔に喩えて描いているのだろうが,いうほど上司を悪役にしていない.
本人の予定を超えて働いてしまうことで本人が変わっていく様を描きながら,最終的には本人が自分に戻る(自分を取り戻す)のだが,その自分はすでにもとの自分ではない,といったところか.
世の中そんなに甘くない,ということをユーモラスに描いている点が面白かった.のだが,一体誰のことを悪魔と言っているのだろう?というのは気になった.単純には上司なのであろうが,実はそうではない,といいたいのかなぁ,っと.
レジェンド・オブ・フォール ― 2007年08月26日 02時41分47秒
ブラッド・ピットの映画,ということで実はまったく期待していなかったのだが,とてもよい映画だった.
映像がとてもきれいなのもよいのだが,ストーリーがよく練られているし,各俳優の個性がよく出ていて,全体としてのバランスもよい.アンソニー・ホプキンスはやはりすごい人である.
何がレジェンドなのか,というのは出だしからまぁわかるのではある.がしかし,ずーっと,三角関係になってしまった恋愛映画だと思っていた.そうではないのだ,というのは最後の方までわからなかった.なんでそれがレジェンドなのか,というのも最後になってやっとわかった.
いろいろな生き方の対比も面白い.アルフレッドの最後の方に出てくる言葉が,その全てを語っているような気がするし,それが一番言わせたいセリフなのだと勝手に思い込んだ.
もう一回観たい.
映像がとてもきれいなのもよいのだが,ストーリーがよく練られているし,各俳優の個性がよく出ていて,全体としてのバランスもよい.アンソニー・ホプキンスはやはりすごい人である.
何がレジェンドなのか,というのは出だしからまぁわかるのではある.がしかし,ずーっと,三角関係になってしまった恋愛映画だと思っていた.そうではないのだ,というのは最後の方までわからなかった.なんでそれがレジェンドなのか,というのも最後になってやっとわかった.
いろいろな生き方の対比も面白い.アルフレッドの最後の方に出てくる言葉が,その全てを語っているような気がするし,それが一番言わせたいセリフなのだと勝手に思い込んだ.
もう一回観たい.
最近のコメント