イタリア七日目2006年03月18日 07時36分59秒

フィレンツェのDuomo.左の赤い塔の先端まで登った.
PerCom併設のワークショップが開催されている日であるが,諸事情により今日は電車でフィレンツェへ.混んでいるという話を聞いていたので,最初にUffizi美術館へ.ここには中世の宗教画が沢山ある.のは良いのであるが…本当に混んでいる.入場券を買うために長蛇の列.仕方がないので並んだのだが,その列の進まないこと進まないこと.このままでは,これで日が暮れてしまうのではないかと思ったほどである.が,待つこと1時間半ほどでなんとかチケットを購入.そこから入場まではまた列.ただしこちらは10分程度か.事前にインターネットなどで申し込んでおくことの重要性を切実に感じた.ただし,そういう計画的な行動は苦手なので致し方ないのであるが.

二時間ほど,さまざまな宗教画を観察し,近くのオープンカフェのようなレストランでピザを食してからDuomoへ.大聖堂を見学し,そこを登ることにした.入り口では463段の階段とあったのだが,数えながら必死で登ったところによると457段.うーむ.まぁそれはよいとして,市街が一望できて,思ったよりもよい景色であった.ピサに比べて町が大きいので,遠くまで屋根が並んだ風景となる.

その後,ちょっと遠いのだが眺めがよいということで,ミケランジェロ広場へ.かなり歩くことになってしまったのだが,眺めはなかなかすばらしい.また,城壁やら要塞が見えて,昔の姿が想像させられる場所であった.ただし,このあたりですでに足は笑いだしていた.こんなに歩くのが苦手なのも問題かも.

そこからまた市内へ戻って,ミケランジェロのダビデ像を見るためにアカデミア美術館へ.非常に目立たない入り口から入ってすぐにダビデ像がある.というか他にはあまりないと言った方がよいかも.ここのダビデ像は,あちこちにある模造品とやはり何か違って,独特の雰囲気が醸し出されている.見る価値は十分にあると感じた.

その後,フィレンツェ市内で食事をし,9時ころの列車でピサに戻る.たった七日間なのに,ピサに「戻ってきた」と感じるのがなにか不思議.単に滞在しているホテルがあるだけなのに.

さて,いよいよイタリアも明日限り.正直,あまり帰りたくはないのだが,そうもいかないし….