今週の卒業生2010年09月01日 02時24分41秒

最近,卒業生が来ると,「今日のblogは『今週の卒業生』ですよね?」といわれるようになってしまった.そういわれると,書かざるを得ないような,あえて書きたくないような…

それはともかく,今週も今春の卒業生が来訪.別の友人との飲み会に出るついでに研究室に寄ってくれたらしい.これから朝まで友人たちと過ごすらしい.さすがにまだ学生の雰囲気が残っているというか,若いというか.

今の修士1年生(M1)とついこの間まで一緒に卒論をやっていただけに,M1と一緒にいるとまったく違和感がない.なつかしいという感情も生じないくらい,研究室にいるのが当然という雰囲気になる.

この辺の違和感が生じるようになると,社会人として成長したなぁ,と感じるのかもしれない.成長して欲しいような,欲しくないような…

いろいろと逡巡してみた.

大事な会議2010年09月01日 02時38分03秒

浜松町にて,国関連のちょっと大事な会議に出席.

たぶん少々緊張していたのだろう.朝,ひげをそるのを忘れたことに,電車の中で気がついた.幸先悪い.

会場では,思ったよりも多くの知り合いと会う.名刺が圧倒的に不足.途中からもらう一方になってしまった.これからまた名刺を使う機会が多そうなのにちょっとピンチ.それはともかく,10時30分から17時過ぎまで,休憩を挟みながらも,内容はてんこ盛りであった.

発言機会がありそうでなかなかない状態.がしかし,発言しないわけにもいかない,というなかなか微妙な立場.立ち位置というかポジションを定めるのが難しい.座席の位置が微妙だったというのもあるのかもしれない.まぁ座席配置は氏名の五十音順なので致し方ない.

少なくともいろいろと勉強になったのは事実である.また,当事者と外部の人間の温度差というか,視点の違いが見えたのも面白かった.

HDDクラッシュ その12010年09月04日 03時41分50秒

先週末,職場の電気系統の定期点検で停電があった.

日曜日,停電明けに各マシンを再起動しようとしたら,一台のマシンが立ち上がらない.学生用のメールサーバなどをしているマシンなので,ちょっと困っていたら,立ち上がっていた別のサーバがフリーズ.確かにもう古いマシンではあるが,気に入って使っていただけに,大量のデータが入っている.

慌ててハードディスクを引っこ抜いて他のマシンにつないでみたりしたものの,どうやらスピンアップしていないらしい.結構どうしようもない.

仕方なく,新しいサーバを構築し始める.バックアップをちゃんと取っていなかったために,多くの作業がとても難航

そこで,ふとWebでハードディスクを直してくれる,という会社のページを発見した.このままではどうせデータは読めないし,万が一でも直ってくれれば,という思いで,詳細に読んでみる.怪しいことは間違いないが,なんでも90%以上の確率でデータを復旧できる,とか,早ければ翌日に復旧できるとか,低価格,とかそれなりに魅力的な言葉が並んでいる.

とりあえず電話して,ハードディスクを持ち込んでみることにした.見積もりを取るまでは無料らしい.以下,電話の問答.

私:「ハードディスクの復旧をお願いしたいのですが…」
相手:「お使いのPCはなんですか?」
私:「ワークステーションなんですけど」
相手:「あ,ワークステーションですか.わかりました.いま担当のものに替わります」

しばし待ち.

相手:「担当の**です.」
私:「ハードディスクの復旧をお願いしたいのですが」
相手:「マシンはワークステーションですね?」
私:「はい」
相手:「OSはなにをお使いですか?」
私:「Solarisです」
相手:「あー,Solarisですか.どういう用途にお使いですか?」
私:「いろいろ使っていたのですが,主にサーバーです」
相手:「サーバーですか.フォルダー構成とかわかりますか?」
私:「いやぁ,わからないです」(というか,口頭で説明できない)
相手:「なるほど.復旧して欲しいフォルダーとかありますか?」
私:(フォルダっていうか,パーティションでないの?と思いつつ)「うーん,homeですかねぇ」
相手:「homeですか.復旧して欲しいファイルの種類とかありますか?拡張子とか」
私:「拡張子ですか?うーん,拡張子はないんですが」
相手:「え?拡張子がまったくないのですか?」(あきれ気味)

Solarisだと,ワークステーションだといっているのに,質問内容はWindowsのもののまま.うーん,しかも,最後までマシンについては聞かれなかった.大丈夫か?この会社.まぁ電話担当の問題かもしれないし….

(続く)

Nexus One復活2010年09月04日 03時56分19秒

修理に出していたNexus Oneが帰ってきた.たぶんアメリカに送り修理していたのだろう.とっても時間(とまぁそれなりの費用)がかかったが,とりあえず直ったようでなにより.なにせ,保証が効かなくしてしまったのはこちらなので,預かって直してくれたショップには感謝である.

ロックを外してしまっていたのだが,またロックされた状態になって帰ってきた.もうロックははずすまい.OSはアップデートした2.2になっている.SDカードの中身はそのまま.OSは完全にクリーンインストールされている.というか,WiFiのMACアドレスが変わっていた.要するに中身が新しくなったらしい.

今週の卒業生2010年09月04日 04時00分50秒

今週も卒業生来訪.

今回は4年ほど前に卒業したW氏.なんでも会社が清算されて,彼のプロジェクトは親会社に吸収される(彼も異動する)らしい.めでたいのかと思いきや,必ずしもそうでもないらしい.

仕事のことやら,人生相談めいた話やら,大学の近況やらいろいろと話.結構大事そうな,そして大変そうな仕事をしている,ということはよくわかった.行動は学生時代とあまり変わっていないような感じも受けるが,年齢分の落ち着きは持ったような気がする.

最近,卒業生が来るとちょっとどきどきするのだが,とりあえず今回はビッグニュースはなかった.

HDDクラッシュ その22010年09月05日 01時20分45秒

その1はこちら.

とりあえず,その日のうちにHDDをもって都心にあるその会社のオフィスをたずねてみた.

第一印象は,すごいきれい,というもの.この手の会社とは思えない,落ち着いた雰囲気の部屋でちょっと待つ.率直な印象として,儲かってるんだなぁ…と思った.

しばらくして,私の担当者という人と面会.ハードディスクを渡すと,一応目視で傷などをチェック.Sunのディスクなので,通常のSCSIと異なるコネクタだったりするのだが,そのあたりはまったくチェックしない.

続いて,HDDの修復しているところを見学させてくれるという.

個人情報を保護するために,静脈認証システムを入れているらしいのだが,今日は私の見学を案内するためにカードで入るとのこと.ちょっと「?」.

続いて,警備員さんがいて立派なゲートがある.空港のボディチェックと同じようなもの.カメラなどを持ち込ませないためらしい.ポケットの中身などはロッカーに入れさせられ,ベルトを外し靴も脱がされる.ポケットに銀紙が入っていても反応しますよー,と脅される.

がしかし,スボンのチャック(これはとれないし…)には反応しなかった.ひょっとしてスイッチはいっていない?と思わんでもないが,これはよくわからん.

中にはなぜか電話センター相当のエリアがあり,奥のほうでHDD修復エリアがある.クリーンルームと称する部屋もある.ここでHDDを渡す.詳しい説明はなかったので,ここでやっているんだ,という雰囲気が見えるだけ.気になったのは,作業している人が,後ろに人の気配を感じると立ち上がって振り返り,「いらっしゃいませ!」と挨拶すること.よく教育されている,のだが,作業は大丈夫か?という不安も.

出るときもゲートをくぐり,本日の依頼は終了.ご丁寧にエレベータまで見送っていただく.

ん?結局,マシンに関する質問がなかった.Sunということを伝えていないのだが,大丈夫なのだろうか.というか,事実上,OSとHDDの容量とメーカ名,型番しか聞かれていない….

明らかに情報が足りないと思うのだが…と,やや不安になる.

(まだ続く.たぶん)

FIT-12010年09月08日 23時47分39秒

本日からFITに参加.FITとしては二日目.

12:30からFITの会場である九州大学伊都キャンパスにてミーティング.テレカンファレンスで,東京とか奈良とかと接続しての会議.千葉から九州まで来て,東京とテレカンファレンスってなんだか不思議な気分.

続いて,招待講演を拝聴.MITの石井さんの講演と,早稲田大(日本Androidの会会長)の丸山さんの講演.石井さんは例によって内容を詰め込んでいるというか,とっても高速にしゃべりまくるタイプの講演.しゃべりなれているということもあるのだろうが,とっても聞きやすく,わかりやすい(研究テーマがそういうもの,ということもあるかもしれないが).対照的に丸山さんは落ち着いた語り口で朴訥としたプレゼンテーションというイメージ.

実はこのお二人とも講演を聴いたことがあるので,目新しさという意味では半分くらい.それでも十分に楽しめたし,勉強になったし,自分の生き方を見つめなおさなければ,というトリガーにはなったと思う.

本日はこれでFIT終了.ということで,某N社の方やT大,W大,S大の方々と博多は天神に繰り出してみた.おいしい魚を堪能.その後,長浜ラーメンを堪能.もうおなかいっぱいという感じ.

でもって明日は仕事としては本番である.

HDDクラッシュ その32010年09月08日 23時56分47秒

その1はここ.その2はここ

HDDを持ち込んだ翌日,業者から電話.

業者:「このハードディスクなんですけど,単体で使われていました?」
私:(単体で使うってなんだ?レイドを組んでいないか,という意味か?)「単体って…,まぁそうですね」
業者:「そうですか.そうすると,このハードディスクはちょっと特殊なので,本体を持ってきていただかないと修理はできないですねぇ」
私:(確かにSunの古いSCSIなので,ちょっと特殊だけど,この業者,Sunのハードディスクも扱えるってWebで謳っているのに・・・)「はぁ.で,いくらぐらいになりそうですか?」
業者:「えーと,ファームウェアの不具合ということで,60万円くらいになります」
私:(絶句.だいたい接続もできないのになんでファームウェアの不具合ってわかるんだ?)

ということで,結局業者の修理は断り,HDDは持ち帰ることにした.

数日後,HDDを取りに行く.詳しい説明は特になし.ただ,この日の担当者は「ファームウェアの問題ということで,基板を交換すれば大丈夫かな,と思いますけど,最終的にはつないでみないとわからないですね」と,ちょっとまともな発言をしてくれた.

それはさておき,オフィスに戻ったときに,同型のHDDを搭載したマシンがもう一台あることを思い出した.が,SunのHDDはビスがちょっと特殊なので,それに対応したレンチが必要.

ということで,翌日対応するレンチを購入して,早速基板を交換してみた.作業はものの数分で終了.

マシンに刺して起動してみる.と,前はうんともすんとも言わなかった状態から,とりあえず起動しかけるようになった.しかける途中で,デバイスが見つからないといって落ちてしまうが,とりあえず円盤は回っているらしい.

別のSunのマシンに接続してみたところ,読み込めることがわかった.早速全データをとりあえず読み取ってバックアップを作成.その上で,このHDDから立ち上げる方法をいろいろと調べてみた.どうやら立ち上がらなくなったときに,HDDに書き込みをすると問題が生じるので,OSレベルで書き込みできないように状態を変更されているらしい.どうもこの戻し方がよくわからん.

ということで,読み出せたデータからいろいろな情報を復元.MySQLのデータを復元するのに結構手間取ったが,なんとかおおむね必要なデータは取り出せたっぽい.これを新しいサーバに移行するのにいろいろ手間取っているのではあるが,とりあえずめでたしめでたし.

FIT-22010年09月10日 00時09分14秒

朝,寝坊してしまう.チェックアウトにぎりぎりの時間.これではFITの午前中のセッションに間に合わない.かなり慌てて支度をしてチェックアウト.急いで会場に向かうも,電車とバスの時間はどうしようもない.

結局,午前中のセッション開始から1時間遅れで会場に到着.セッションは2時間30分なので,普通なら後半が聞けるのだが,このセッションはキャンセルが多数あったために,1時間15分ほどで終了.ということで,実質的にほとんど聞けなかった.

残りの時間は他のセッションを聞いても良かったのだが,見たいものもあったので展示(デモ?)会場へ.実は全国大会などのデモをまじめにみたことはほとんどないのだが,時間が余っていたこともあり,いくつかまじめに見学させていただいた.見学していたのか営業していたのかよくわからんが.

で,学食でランチを取ってから,午後のセッション.私が座長.プロジェクタに映像が出ない問題や,1件講演者が来ない,とかなりドタバタしたものの,なんとか無事終了.聴講者の一部の方が頑張ってくださったおかげでかなり助かった.感謝.

以上でFIT終了.帰り道は順調だったので省略.

研究会2010年09月11日 00時11分35秒

FITに続いて,今日は3学会合同で開催するITS研究会に参加.

場所はたぶん初めていく電気学会本部.ちょっと迷ったものの,かなり時間より早く到着.ちょっと様子を見てみる.会場は広い.

久しぶりに朝から夕方まで,それなりにたくさんの発表がある会となった.午前中は電気学会関係者が多く,午後は電子情報通信学会関係者が多い感じ.

発表内容は,FITのセッションよりは私の研究分野に近いものが多い感じ.そういう意味では得るものは多かった.

それよりなにより,この会は多くの人と交流できることに意義がある.

ということで,研究会終了後は懇親会に参加.たぶんン十年ぶりにお会いしたT先生といろいろお話できてこともうれしかったし,電気学会系の多くの方と名刺交換できたことも収穫.

ただ,自分の研究会に課題がたくさん,というのは間違いない.この辺は宿題.