GPSとナビ2011年02月23日 03時41分11秒

先日放送された,「トランスポーター3」を(吹き替えで)見ていて,ちょっと気になったのが,悪役の「GPSも高精度のものに変えておいてやったぜ」というようなせりふ.その後GPSの精度が影響するようなストーリーではない.どうも腑に落ちない.

ということで思い当たったのが,GPSというのはカーナビを指しているのではないか,ということ.私の知っているアメリカ人はカーナビのことをGPSと呼ぶケースが多い.というかCar Navigation Systemという言葉を聴いた記憶がない(研究発表は除く).

ということは,上のせりふはきっと,英語の訳としては正しいのだけれど,意味としては「カーナビも高性能なものに変えておいてやったぜ」なのかなぁっと.それだとその後のストーリー的にも意味が通じる.

原文を調べていないので,すべて憶測の粋を出ていないけど.

Last Christmas2008年12月17日 03時02分33秒

J-WAVEを聞いているとなつかしのクリスマスソングがよくかかる季節になった.その中でもWham!をカバーしたEXILEの「Last Christmas」がよくかかる.

とても懐かしい,というのは置いといて,聞いていてちょっと気になったのがタイトルの意味.少なくともオリジナルが流行った頃(1980年代)は,二人で過ごす最後のクリスマス,という意味だと思っていたような記憶があり,それがそのまま今まで来ていたのだが,EXILEの歌詞を聴いていて,ふとそれは違うのでは?と思ったのである.というか英語としては上記の意味にはならないような気がする.

で,念のために英語版の歌詞を調べようと思ったらそれは見つからず,代わりにWikipediaに『この曲は失恋の歌である。タイトルの「Last Christmas」は「最後のクリスマス」と言う意味ではなく、「去年のクリスマス」と言う意味である。』との記述を発見.やっぱり私と同じ勘違いをしている人は多いんだ,と妙に納得.

ちなみにEXILE版の日本語の歌詞は(たぶん意図的に)「最後のクリスマス」の意味で作られているように思える.

stay2008年11月24日 02時33分19秒

今回,アメリカでよく言われた言葉.

"To go, or stay?"という感じ.ニュアンスとしては,"For here or to go?" と同じで,ファーストフードなどで,Take outかどうかを聞かれるときの言葉である.なぜか語順が違うのが面白い.

Stayの方は今まで聞いたことがないと思うのだが,今回はやたらと言われた気がする.そういう店にばかり行ったから?NY特有?前回は気がつかなかった?ま,理由はよくわからん.

スルーパス2007年05月07日 02時35分10秒

自宅で久しぶりにサッカーの中継を見ていて思ったこと.

「ここでスルーパス.が,ディフェンダーに止められました」という中継.ここでスルーパスが止められた,というのに違和感を感じた.英語として正しいのかどうかわからないが,スルーパスはThrough Passなのであろう.ということは,ディフェンダーの間を通って初めてスルーパスなのではないか?と思ったのである.

つまり,(ディフェンダーの間を)スルーしたパスがスルーパスなのであって,止められたらスルーパスではないのではないかと.目的はあるにしても,スルーパスかどうかはパスの結果がでないとわからないのではないかと.

Wikipediaによると,英語としてはpenetrating pass,deep passとも言われる,と書かれており,英語としてあっているとも間違っているとも書かれていない.英語版Wikipediaには掲載されていない.googleで検索してみたものの,実のところよくわからん.

ただ,パスの種類として(日本では)定着しているらしい,ということはまぁわかった.やっぱり納得はいかないのであるが.

英語考2006年08月23日 03時17分33秒

学生が英語の全訳をしているところを眺めて思ったことである.

学生(にもよるが)は全訳をするとき,

(1)まずわからない単語を辞書で調べる.一応翻訳ソフトなどの使用は禁止しているので,一個一個調べていくことになる.これは良い.

(2)続いて,文章を適当に翻訳する.まだ文脈などは理解できていないために,日本語とはとうていいえないような文章が出来上がる.これでは全訳として使えない.

(3)そこで,この全訳の日本語で書かれた文を見ながら,日本語っぽい文章になるように語順を並べ替えたり意訳したりする.

私の気持ちとしては,(2)が大事で,この段階で表現はともかく,意味が理解できる文章にしておく必要があると思うのだが,どうも見ていると(1)と(3)に時間がかかっているようである.(1)はわからない単語が多いので致し方ないとは思うものの,なんとかボキャブラリーを増やす努力をしなければならない,と思う今日この頃である.

なによりの問題は(2)を適当にやって,(3)で日本語を作っているところ.なので前置詞がなににかかっているか,とか何が目的語なのか,とかそういった部分は適当になってしまうのである.最後の日本語⇒日本語変換で一番努力しているため,肝心の英語を理解する能力がまったく向上しない.結果として,同じような文章を二回読んだとしても,ほぼ同じだけの時間がかかってしまうということになるし,日本語っぽい文章を作ることが目標なので,文脈がおかしかったり日本語としておかしかったり,ぜんぜんわけがわからない文だったり,ということになりがちである.

本来,全訳というのはあまり好きな作業ではない(のだが,必要ではある)と思っているので,ここは思い切って,全訳禁止,文章の意味が取れるまでは英文を見ながら考えること,という指導をしてみることにした.どのくらい効果が出るのかはわからないが,少なくとも悪くはならないだろうから.

ドレミ2006年08月19日 02時45分01秒

ラジオでサウンドオブミュージックの話になり,その後で英語(オリジナル)のドレミの歌が流れた.

そういえば原曲を聞くのは多分子供のころにサウンドオブミュージックを見て以来である.で,ちょっとマジメに聞いてみた.「ド」は"Doe a deer, a female deer",直訳すると「ドは鹿,メスの鹿」である.なるほど,日本語と違って,ドが入る単語で歌うのではなく,ドあるいはドに似た音は単語としてこういう意味である,というような歌詞になっているらしい.

ちょっと意外だったのが「シ」.「シは飲み物,ドイツパンと一緒に」というような歌詞.英語だと発音はTea,すなわち紅茶,ということらしい.シではなくティーなのね.

さらに,二番はかからなかった.二番は完全に日本の(というかペギー葉山の)創作なのだろうか?

で,この記事を書こうとしてちょっと調べてびっくり.「シ」は"tea, a drink with German bread"だと思って書いたのだが,"tea, a drink with jam and bread"だった.ハズカシ.

卒業式2006年03月23日 02時42分45秒

今年度の卒業式.YSR研からも11名が卒業し,2名が修了.

本来は卒業式やらその後の謝恩会の準備の手伝いなどをしなければならなかったのだが,出張していたこともあって,ほとんどお任せ状態となってしまった.

それでも,謝恩会を担当した学生はかなりがんばってくれて,私がほとんど何もしなかったのに,それなりにうまく行った会だったと思う.

関係者の方,ご苦労様でした.

その後は各研究室で二次会.YSR研は外で二次会をしたらしい.私は二次会には参加せず,研究室で一人で作業をするつもりだったのだが,いろいろな研究室に連れて行かれたりお邪魔したり.結局深夜まで騒いで過ごしてしまった.

それにしても,ついこの間入学してきた学生が,ついこの間研究室に配属されてきたと思っていたのに,もう出て行ってしまい,すでに次の学生が配属されている,という時間経過の早さが恐ろしい.

毎年のことなのであるが,すこしだけ感傷的になる時期ではある.

マスター・アンド・コマンダー2005年10月30日 01時44分08秒

映像は結構綺麗.残念ながら,DVDだと色の階調が不足しているのか,霧のシーンなどはモアモアに見えてしまうのだが,たぶん映画館だったら綺麗だったのであろう.

ストーリーは極めて単純な勧善懲悪.そこに若干の人間模様を織り込みながら進んでいくのだが,私には誰が誰なのか,ラッセルクロウ以外は3人くらいしか識別できなかった.

戦闘シーンになると,もう誰が誰だか,勝っているのか負けているのかすら,さっぱりわからず.

ところどころ,いいセリフがあったような気がするが,話が淡白なのもあって,これではヒットしないだろうと思わせる.

マチュリン医師はちょっといいかも.

ローマで金魚鉢を禁止?2005年10月27日 02時21分30秒

CNNの報じたところによれば,ローマで動物愛護の観点から金魚鉢の使用を禁止する法律が可決したとのこと.これはどうやらまじめなニュースらしい.他にも,一日三回,犬を散歩させなければいけないなど,なかなかユニークな法律である.

まぁ,わが国には犬公方と呼ばれてしまった偉大なる先人がいるので,こういうことにはならないだろう,という気がするから対岸の火事だと思っていられるのだが,こういう考えが欧米の主流になってしまったら大変かも.

ネタはここより

クローサー(CLOSER)2005年10月24日 01時10分56秒

ストーリーとしては,4人の男女の愛憎劇という感じか.古くからあるテーマでもあり,それをそれぞれの俳優が個性豊かに演じているという点は惹きつけられる.個人的には,ナタリー・ポートマンがアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされた,という点で気になっていた映画である.

で,見た感想としては…一言で言うのは難しい.男と女の間での愛と信頼と疑心暗鬼がごちゃごちゃしていて,くっついたり切れたりしながら,結局落ち着くところに落ち着くということなのだろうか.人間の気持ちなんぞというものは簡単に変わってしまうのだということを示しているのはわかるのだが,その裏の主題はよくわからない.

タイトルのCLOSERの意味もイマイチわからん.近づいていく,という意味なのか,終わらせる,という意味なのか,両方を兼ねているのか.

で,それはそれとして,英語の勉強にはなりそうな映画.タバコを止めるのは,give upなんだ,とか.