稲穂と蜂と蝶2011年11月05日 22時15分57秒


稲穂
もう一ヶ月ほど経ってしまったが,知り合いのところで稲刈りを少しだけ体験させてもらった.我が家で植えた稲は,台風などで倒れたり,スズメに食べられたりで惨憺たる有様だが,さすがにちゃんとしたたんぼの稲は しっかり実が入って黄金色で,重そうである.

コスモスと蜂
たんぼの周りはコスモスがたくさん咲いており,虫が飛び回っている.蜂も多いのだが,名前のわからない蝶もたくさん飛んでいた.すっかり秋本番という感じである.

蝶



鹿児島初日2011年11月10日 00時44分18秒

明日朝から鹿児島でITS研究会があるので,前日入り.

16時過ぎに大学を出て,羽田からANAで鹿児島空港.空路は少し揺れたが,後は特にトラブルもなし.機内は結構空いていた.空港からバスで市内へ.最初はタクシーに思ったのだが,意外に遠い雰囲気だったこと,バスが結構頻繁に出ていることがわかったのでバスに変更.

バスは片道1200円.それだけ長い距離を走るということである.かなり長い時間走っていたような感じである.

結局,天文館にあるホテルについたのは22時くらいであった.とりあえずチェックインして,夕食を食べに付近をうろついてみる.飲み屋さんは結構あるのだが,この時間だと食べるところはあまり見当たらない.ちょっといったところにラーメンの天下一品があったので,結局そこに入ることにした.昔,都民だった頃はよく行っていたものの,ここ十年くらいは行っていないはず.
天下一品

メニューなどは若干変わっていたような気がするが,あのドロッとしたスープは昔のまま.懐かしい.こってりスープに麺を大盛りにしてチャーハンと餃子をつけて,1000円程度.コストパフォーマンスもよい.

満腹になったところでホテルに戻り,明日の準備.といっても私は明日は聞いているだけだが.

鹿児島二日目2011年11月11日 17時50分49秒

小金太のラーメン
鹿児島到着二日目.

10:30からMBL/ITS/BCC合同研究会.会場はかごしま県民交流センター.どんな会場かと思っていたら,とても立派な建物であった.シンポジウムとかある程度の国際会議も開催できそうな立派な建物.

そこの小ホールを使って研究会開始.小ホールといえども立派なスクリーンがあり,席数もたくさん.

第一セッションでウチの学生が発表.比較的質疑応答も思ったより活発だった.

その後,いくつかのセッション.正直,いろいろな方々の発表を聞いていて,自分の不勉強を改めて実感した.

それはともかく,セッション終了後,近くのホテルにあるレストランで懇親会.3研究会合同なので,メンツが多様(とはいえ,毎年のメンバーが多いのではあるが)で,さまざまな情報交換が出来て楽しい.

続いて二次会.さらにその後,二次会のお店の店員さんに教えてもらったラーメン屋で三次会となった.

写真はそこのラーメン.店の名は小金太.頼んだのはラーメン.豚骨味.細麺で見た目よりかなりあっさりした味であった.飲み会の後に食べるのにはとてもよい感じ.

鹿児島3日目2011年11月11日 23時02分50秒

今日も朝から研究会.今日の会場は昨日よりは狭いものの,十分な広さだと思っていたら思いの他参加者が多く,ほぼ満席状態.

今日はMBL系の発表とBCC系の発表が主.が,昨日メールをほとんど処理しなかった(出来なかった)ために,結構多くの時間,メールの処理に追われることになった.それでも特にMBL系の発表はいろいろとためになることが多かった.

こういう情報発信ができるようにならないといかんなぁ,と痛感.
黒かつ亭の黒かつ定食

それはさておき,お昼は黒豚を食べよう,ということで黒かつ亭というところに行ってみた.黒かつ定食なるものを頼んでみる.これはヒレカツとロースかつがセットになった定食.さすがに黒豚は美味しい.ソースもフルーツ系のものと味噌系の二種類.豚汁とキャベツとご飯がついて980円.コストパフォーマンスが良い.かなりお腹いっぱいになった.

午後はMBL系の発表とITS系の招待講演.招待講演のN氏はもう15年ほどお世話になっている方である.ある意味ITSの生き字引的な存在.いろいろと勉強になる事例を紹介頂いた.

研究会終了後,ちょっとだけ観光として,西郷隆盛由来の城山へ行ってみた.まず最初に西郷隆盛が最後を迎えた地に行ってみる.現在は石碑が立っているだけなので観光スポットとしては今一つ.
桜島

続いて城山に上って鹿児島を一望.目の前に桜島がどーんと広がって眼下に鹿児島市街が広がるという絶景.天気がもう一つだったので桜島の上の方が見えなかったのがちょっと残念.
西郷隆盛洞窟

そこから戻る途中で,西郷隆盛がこもっていたという洞窟(西郷隆盛洞窟)に寄ってみた.洞窟というにはあまりにも小さなくぼみである.西郷隆盛は何日間もここにこもって碁を打ち,官軍の総攻撃を受けて最後はここから出て,まもなく銃弾を二発受け,さらに数百m行ったところであの有名な「ここらでよか」という台詞を残し,別府晋介の介錯で最期を迎えた.

そう思うと,近代日本史の重要なターニングポイントであった西南戦争の最期の瞬間の場所ということで少し感慨深くなる.
西郷隆盛の銅像

最期に城山の前に立っている西郷さんの銅像を見学.上野の銅像よりもこちらの方が実物に似ているとのことである.

この後,いったんホテルに戻り,その後招待講演いただいたN氏と合流.ちょっとした晩餐となった.首折れサバやらきびなごの刺身を堪能した.元祖やきいもという焼酎も堪能.

食べ物も飲み物(お酒)も美味しい.鹿児島は本当に良いところである.これで火山灰さえ降らなければ言うことないのに...という感じ.

鹿児島四日目2011年11月13日 01時30分34秒

四日目.今日は研究はちょっと置いといて基本的に観光.

事前にプランニングをするのが面倒な私は,当然のごとく全くのノープラン.かろうじて前日の晩にN氏にいろいろ教えていただいて,なんとなくレンタカーを借りてみた.とりあえず11時くらいに借りて18時に空港返し.これだとPassoで6000円くらい.
鹿児島市電

 ということで,10時ぎりぎりにホテルをチェックアウト.遅めの朝食を食べてレンタカー屋へ.歩いてもまったく問題のない距離なのだが,せっかくなのでライトレール(市電)に乗ってみる.ここの市電は面白いことに多様な車両が走っている.レンタカー屋の場所がよくわからないまま,ともかく乗ってみたのだがなんのことはない,一駅でついてしまった.料金は180円(距離に依らず).まぁ記念である.

で,そこから港に移動し,フェリーで桜島に移動してみる.フェリーは1000円ちょっとで移動時間は15分ほど.結構ひんぱんに出ているようで,ほとんど待ち時間なしで乗ることが出来た.ということで12時前には桜島についていた.ただし,下から見ると山頂付近は雲に隠れていて見えない.
湯之平からの桜島

どこに行ってよいかというアテもなかったのだが,まずは湯之平展望所というところに行ってみる.ここは標高373m.だいたい山頂までの1/3くらいの高さらしい.Passoで上るのはちょっと辛い.道路は舗装された道なのだが,火山灰がつもっているらしく,走っていると未舗装の道のように砂煙が立つ.しかし,ここから見ても相変わらず山頂は雲の中.が,遠くからみるよりも遥かに険しい山だということがわかる.
道の駅桜島の黒豚ラーメン

しばらく見ていたのだが,山頂は見えそうにないのでそのまま下山して,道の駅桜島で昼食.ちょっと迷ったのだが結局「黒豚ラーメン」.鹿児島に来てから三度目のラーメンである.

このラーメンも豚骨でこってりした見かけだがあっさりとしている.昨日食べたラーメンに雰囲気は似ていて,思ったよりも美味.

桜島
そこから,反時計回りに桜島の海岸線を走ってみる.1/3周くらいしたところにある有村溶岩展望所というところで,ちょっと休憩.ようやく山頂が見えるようになってきた.噴煙なのかよくわからないが,雲がグレーになっている.

ここから陸続きになっている部分を通って垂水市へ.そのまま桜島の対岸を走ってみる.
龍門滝

ここでもアテはないので,とりあえず海沿いっぽいところを走りつつ,空港に向かう感じである.そのまま行くとちょっと早すぎる感じだったので,たまたま看板で見つけた滝に寄って見ることにした.

滝の名前は「龍王滝」.なかなか立派な滝である.近くに温泉もあるらしいし,少し離れたところでは大河ドラマの撮影に何回も使われた坂道があるらしい.

そこから空港へ.

レンタカー屋の隣で最後に給油.70kmくらいは走ったつもりだったので,5〜6Lくらいは入れるかな,と思っていたのだが,なんと1.3Lほどで給油ノズルがストップ.前の人がよほどたくさん入れたのか,満タンで230円也.さすがにちょっと恥ずかしい金額だった.まぁ入れないわけにも行かないので仕方ない.

以上で鹿児島観光は終了となった.

卒業生来訪2011年11月18日 01時25分11秒

何回か書き忘れているような気がするが,先日,卒業生が来訪した.

その卒業生は最初,ある会社のシステム系子会社に入ったのだが,その後転職し,今は商社で事務職をやっている.普通に見れば,せっかく情報系の大学を出たのに,というところかもしれないが,本人が現在の環境に満足しているのであればそれはそれでよいと思う(し,本人も満足しているようであるし.)

こちらが忙しかったこともあり,飲みにも行けなかったが,研究室でしばらく近況を聞かせてもらったりこちらの近況を知らせたり.前にメールで連絡をもらっていたのにいろいろ失念していたことを思い出したり.最近,いろいろと忘れていることが多いらしい.

何にしても卒業して何年も経って,特に用事がなくともふらりと立ち寄ってもらえるのは,教員してはとてもうれしいことである.

卒業生来訪2011年11月26日 02時37分37秒

先週に引き続き,今回は突然卒業生が来訪した.

来たのは木曜日の22時ころ.昨年3月に卒業したT氏とK氏が連れ立って研究室に現れた.ちょっとお酒が入っていたらしいが,それはともかく,T氏は現在は中国地方で勤務しているため,会ったのはたぶん卒業以来..かな?

一人は見た目はやや変わっていたが,話し方などは二人ともかなり学生時代(といってもまだ二年も経っていない)から変わっていない感じ.がしかし,話す内容はさすが社会人,責任感が感じられる雰囲気が言葉の端々に見えた.こういう変化は残念ながら大学にいる間にはなかなか難しいので,社会に出てすぐに対応してくれるのはうれしい限りである.

時間的な都合であまりゆっくりとは話せなかったのが少し残念.

S先生を囲む会2011年11月27日 00時46分24秒

DT大のS先生が退官されるということで,S先生を囲む会が東京は白金で開催されたので,参加してきた.本来はもっと早くに開催される予定が,震災の影響で延期されてこの時期になったのである.

白金に行くのはかなり久しぶり.南北線に乗ると,日吉行きなんて電車が走っている時点で違和感だらけである.それはともかく,予定時間よりかなり早めの会場到着.

まだぱらぱらとしか人がいない状況だったが,運営に関わる方々にも存じ上げている方がちらほら.ただし皆様忙しそうなので邪魔できない.

開始時刻に近くなると,そうそうたる面々が集まってきた.よく見かける偉い先生から,あまりお会いしたことがない方まで総勢200名以上か.知り合いの方も久しぶりに会う方と旧交を温めていたりして,あちこちで「お久しぶりです」とか「ご無沙汰いたしております」みたいな話やら近況報告やら政治的な動きやら.

料理も飲み物も たくさんあったにも関わらず,そういったface-to-faceのコミュニケーションがものすごい勢いで周りで展開された.改めて人のつながりは大事だということを実感.そしてそれを大切に持ち続けることの大事さを思い知った.

いろいろな方のご挨拶の後,最後にS先生が退官の挨拶.普通に話しておられるように見えたが,深いというか考えさせられるというか,うーん,やっぱりすごい人だな,というのが正直な感想.真似して同じことが出来るとは思えないが,考えることはしてみる価値がある.