存在の耐えられない軽さ2007年03月12日 02時35分32秒

プラハの春をテーマに,その中を生き抜いた3人の生活を描いているのだが,とにかく長い.描写と対照的に重いテーマを扱っているために評価が難しいのであるが,最後の方はちょっとダレる感じがしてしまった.

なにがいけないかというと,不幸な中でも,それなりに幸せを得てしまった状態になり,そこで終わらないこと.終わらないということは最後にはやっぱり不幸になるんだろうなぁ,という予感を抱かせるわけで,最終的にはやっぱり…となる.

どうしてか(タイトルの影響か?),フランス映画っぽいイメージだったのだが,必ずしもそうではないようである.著者はフランスに亡命していたらしいが.

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