高校の必修授業について2006年11月01日 02時51分31秒

高校で,特に社会系の科目について卒業単位数を満たしていない学校が多数報道されている.特に必修である世界史を履修していない高校生がたくさんいるらしい.

全てかどうかは分からないが,確信犯で行っているところが多く,その分を受験に関係する科目に振り分けているとのこと.内申書の偽造も日常的に行われていたらしい.

で,卒業させるために補習授業をする,という話になっているのだが,なんだか違和感がある.

どこからどういう圧力があったのか,その辺は定かではないが,受験に,あるいは将来不要(というより他の科目の方が重要)と判断して切った科目を補習して,果たして生徒はマジメに聞くのであろうか?いまさら,例えば世界史は大事だぞ,と生徒に言ったところで誰が信じるのであろうか?

現にいままで,それらの科目を履修しないで卒業した生徒は問題にしないことになっているのである.ならば現に履修しなくても問題ない,という例を身近に見ながら補習を受けることになるわけである.

意味があるとは思えない.まぁだからといって受けさせるべきではない,とも思えないのだが….なかなか落としどころが見当たらない,という点が,この問題のややこしさの原因なのかもしれない.

しかし,内申書に虚偽を記載したことはしっかり処罰すべきだと思う.まぁ,もともと…ごにょごにょ…といううわさはあるわけだし,学校によっても大幅に異なるので,個人的にはそれほど信頼できるものであるとも思っていなかったりするのではあるけれども.

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