Webサーバトラブル2006年06月15日 02時21分46秒

朝イチでWebサーバとして使っているマシンがフリーズしてしまった.どうしようもなくなってしまったのであきらめて再起動.いろいろとエラーはあったものの,とりあえず無難に起動した.

で,設定をサボっているために手動で起動しなければならないデータベースのことを忘れていたら,他大学にいるOGからWebにログインできないといわれてしまった.ちょっとびっくり.で,慌ててデータベースを起動.これで大丈夫なはず.ふぅ….

しばらくすると,やっぱりログインできないとのこと.そんなはずはない,と思って自分でテストすると,ログインするページはちゃんと表示される.ユーザ名,パスワードを打ち込んでログインしようとすると,…もとのログイン画面に戻ってしまう.こんな症状は見たことがない.やばい.

ログインするシステムは自前で作ったものではない.ので,なにがなにやら良く分かっていない.ざっとプログラムを眺めてみるものの,さっぱりわからん.データベースも内容を覗いてみたものの,よくわからん.仕方がないので困ったときのインターネット.googleで「ログインできない」などと検索.なんと数件,同様の症状が出ている人がいて,ちゃんと解決方法まで載っていた.

それが当てはまるのか分からなかったのだが,症状は極めてよく似ていたので,試しにその解決方法を(これが悪影響を与えることはなさそうに見えたこともあって)試してみた.

ちょっとドキドキしながら,再度ログイン.ホッ.無事ログインに成功.幸先悪いようないいような…

査読という仕事2006年06月15日 02時31分02秒

最近,山のように学会関係の仕事が来る.その中に査読という仕事もある,というか結構多い.

査読というのは他人の書いた論文を読んで,それがよいかどうかを判定するものである.場合によってはこの判定が著者の人生に影響を与えることもあるので,適当に読むわけにはいかない.

がしかし,あんまり読みたくなくなるような論文もままある.いや,読むのはまだ良いのだが,その論文について判定に関するドキュメントを書きたくなくなるような論文がままある.要するによく出来ていない論文である.特にtypoが多いとか文献番号がずれているとか図のタイトルが抜けているとか,そういったささいだけれども明らかなケアレスミスが大量にある論文は読もうというモチベーションが大幅に低下する.それでもアイディアが秀逸であるとか,読んでいて面白いとか,なにかあればまだよいのだが,そうでもないとなるともう全然やる気がなくなってしまう.

なくなってしまうのだが,その判断理由を文書にしなければならないのである.極端な話,よい論文は「非常に良い」と書けばよいのに対して,よくない論文はその理由を著者が分かるように書かなければならないのである.

こういう仕事は本当に憂鬱である.そして,今日はそんな仕事をずーっとしていた.

……どこか学生に対する指導に通じるものがあるような気がしないでもない.