タイ二日目 ― 2011年12月17日 00時47分26秒
タイ到着二日目.
実は国際会議は午後から.とりあえずホテルでちょっと遅めに朝食を取る.そのあと,特に予定もなかったので適当に市街(旧市街)の方に向けて歩いてみた.
たびたびタクシーにクラクションを鳴らされるが,これは乗らないか?という誘いらしい.それはともかく,チェンマイの道は人が歩くように出来ていない.歩道はあったりなかったりするし,歩道があるところでも,木が植えられていたり砂が積んであったり,頭くらいの高さに看板があったりでとても歩きにくい.しかもほとんどの交差点には歩行者用信号か横断歩道とかがない.車の動きもとてもわかりにくい.基本的に普通の十字路でも,多くの交差点では常に一方向のみ青で,後は左折レーンは走行可,みたいな感じ.その中をタイミングを見計らって渡るしかない.極まれに横断用の信号と押しボタンがあるが,押してみたら片側二車線の道路なのに青の時間が10秒.急いで渡るしかない.だからなのか,ほとんど歩行者がいない.
それでも30分ほど歩いて,たぶんホテルから一番近いと思われるスタバに到着.ここで小休止.この時点であまり時間がなくなってしまったので,そのまま学会会場に向かった.チェンマイ大学は日本の大学とは比較にならないくらい広い.学内も普通の道が通っているのだが,そこもやはり歩道はあったりなかったり.そんな中,GPSとgoogle mapsの助けを借りてなんとか会場に到着.
初日は招待講演とパネルディスカッション.MS Asiaの方の研究紹介とタイのAITの方の講演.どちらの方も予想よりもとってもフランクで,興味深い話を聞くことが出来た.現地の方も多数参加して,会場(といっても小さいところではあるが)はほぼ満席.
パネルもフロア強制参加型.学生さんは辛いと思うけど,これはこれで面白い試みではある.
パネル終了後,バンケット代わりにほとんどの参加者でディナーを食べに行った.タイ料理なのであるが,基本は中華料理.若干癖は強いものの,概しておいしい.ただし半分くらいは辛い.さらに半分くらいはとっても辛い.途中で舌が麻痺してなにが辛いのかわからなくなるくらいには辛かった.
ディナー後に,多くの人々とともに,チェンマイでは有名なナイトバザールに行ってみた.文字通り夜の市場.出店みたいなのがずーっと道の両側や,周りの中に並んでいる.お店の数は数えきれないほど.ただし,売っている商品はそんなにバリエーションに富んでいるわけでもない.
タイで有名なのは食べ物を除くと,象(の置物),タイシルク,銀製品,石類(宝石などなど)か.なかなか見立てが出来ないので高いものは買えない.ということでぶらぶらしつつ,結局ほとんど何も買わずにホテルに戻った.
で,ホテルの部屋で深夜まで仕事.結構焦って作業して,なんとか終わらせて就寝.
タイ 三日目 ― 2011年12月17日 01時44分26秒
三日目の今日は学会としてはメインの日.
朝9時開始なので,早起きして朝食を済ませ,8時頃出発.途中でTuk-tukに乗れたら,と思っていたのだがそもそもTuk-tukはあまり走っていない.結局歩いて40分ほどで会場に到着.
9時から開始なのに,10分前で4〜5人しかいないというちょっとびっくりな状況だったのだが,9時直前にわらわらと登場.無事,セッションが開始された.
午前中二番目のセッションでウチの学生が発表.見た目にも明らかに緊張していたのだが,その割にプレゼンテーションはしっかりと出来た気がする.質疑応答はとっても苦戦してしまったのだが,これはまぁ今回は仕方ないか.頑張っていたのでよし,という感じ.
午前,午後を通して3つのセッション,その多くが学生さんの発表.みんな緊張しているのだが,逆になんだかそれが微笑ましかったりする.と同時に学年に応じて発表のなんというか落ち着き方が変わってくるあたり,やはり経験が人を強くするのだなぁと実感.
午後は招待講演とWork in progressセッション.どれも着眼点が面白いというか,皆さんいろいろ考えているんだなぁ,というのが正直な感想.
続いて,今日もバンケット代わりにみんなでディナーに行くことになった.今日は空港近くで,タイスキ(タイ風すき焼き?).昨日は辛さに苦しんだのだが,今日はつけタレが辛いだけなので自分で調整できたのがよかった.
最後に,メニューにないのにご飯と卵とネギを別個に頼んで(ネギは刻んでもらって)勝手に雑炊を作って食べて大満足.タイ米なので少し煮込む必要があるが,ちゃんと煮込めば十分おいしいということがよくわかった.
バンケット終了後,近くの店でコーヒーを飲んでタクシーでホテルへ.正直,ちょっと疲れたものの,いろいろと満足.
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