iCamera2009年11月19日 02時19分18秒

先日の健康診断の結果,バリウム検査が引っかかった.なんでも胃の上部が腫れているので,要精密検査とのこと.やむなく近所の大学病院にいったところ,あっさり胃カメラを飲むことになった.これが先月の中旬のことである.

そのときに予約を取ったのだが,取れたのが18日だった.そんなに間をおいて大丈夫なのか?という不安もあったのだが,逆にこれはそれほど緊急性がないという意味だと勝手に解釈していた.

で検査当日.前日の20時から食事は取ってはいけないが,水は検査2時間前まではOK,とのこと.予約は10時なので,8時までは水を飲める.これはバリウムを飲むときよりはずいぶん楽である.

がしかし,寝坊してしまった.起きたら9時.当然,なにも飲めない.仕方なくそのまま病院へ.

今日は混んでいて,受付を済ませてから検査で呼ばれるまでに一時間かかった.その間一時的に夢の世界をさまよっていた気がする.で,呼ばれてから胃の泡を消す,という薬を飲まされる.これがまたなんともいえないまずい薬.とても気分が萎える.

その後で麻酔を口に含まされる.肝心ののどに麻酔が効いていないような気がするが,よくわからん.ちょっと待ってから,呼ばれてベッドに横向きに寝かされる.なんともいえない緊張感.

まもなく担当医が来て,口にリング状のマウスピースのようなものを咥えさせられて,すぐに胃カメラを飲まされた.最初,のどを通るときにまさに「飲む」のである.その瞬間から…

…もうなんともいえぬ気持ち悪さ.吐き気はするし,のどに違和感があるし,無性につらい.つらいのだが,しゃべることもできない.そんな状況で,カメラはどんどん体内を進んで行き,モニタには自分の食道・胃が映っている.思っていたよりきれいに見えるものである.しかし,病変があるのか,とかそういったことはよくわからないし,そもそもどこが食道でどこが胃なんだかさっぱりわからん.とにかく早く終わってほしい,の一念.担当医には「上手ですよー」といわれたのだが,上手も何も身動きがとれない.できるものならカメラを吐き出したいのだが,吐き出せないし.もう誰がこんな検査を考えたのか,という完全に八つ当たりな気分.

胃カメラを飲んでいたのはそれほどの時間ではなかった(たぶん3~4分)のだが,とても苦痛でとても長く感じる時間だった.最後に「終わりです」といわれて,カメラを抜かれたのだが,抜くのは抜くのでとっても気持ち悪い.終わった後ものどから胃の辺りまで,なんとなく気持ち悪さが残る.

とりあえず,担当医によれば,胃の上部に特に腫れはない,とのこと.正式には後日,結果を教えてもらえるらしいが,まずは一安心,といったところか.

しかし,できればもう二度と飲みたくないものである.