北京二日目2007年10月11日 00時07分24秒

初めて地下鉄に乗って学会会場へ行ってみた.レジストレーションした時にもらった一式の中に20元チャージされたsuicaのようなものが入っていたので,それを利用.乗車駅はホテルの目の前.これは便利である.

入り口の改札で機械にタッチ.2元(30円くらい)引かれて残り18元と表示される.これで10km程乗れるのだから安い.環状になっている地下鉄に乗ったのだが,ちょっと遠回りの方に乗ってしまった.といっても駅数でいって10駅ほど.30分かからずに目的の駅に到着.そこから徒歩10分ほどで会場に着いた.

なんでこれだけ広い北京で地上の電車ではなく地下鉄が発達しているのかはよくわからんが,きちんと定刻に着くしなかなか便利である.なにより安いのがよい.

それからは学会に缶詰.会場の出入りのたびに参加証をチェックされるのはともかく,金属探知器のゲートをくぐらせられるのには閉口した.バッグにノートPCが入っているので必ずピーっとなるのである.で,かばんを開いてくださいといわれ,チェックされてようやく入れる.さりとてかばんだけ別検査する仕組みになっていないので,かならずかばんを持ったままゲートを通らなければならない.そんな環境なのに,トイレは大部分がいったん外に出る必要がある.結局4回ほど荷物チェックを受ける羽目になってしまった.午後はだんだんピーっとなってもチェックされないようになったようだが.明日以降どうなることやら.

学会は,企業のデモスペースは広大なのだが,肝心のセッション会場は狭い.50人も入ればいっぱいの部屋が20ほどあるのだが,主要な会場はどこも立ち見であった.結局ほとんどのセッションで立ち見.非常に疲れた.内容は,まぁ例年通りか.あまり変な発表もなかったものの,新機軸を打ち出すような発表も見当たらないという感じである.

会場にインターネットカフェが併設されていて,そこでは中国のPCは利用可能.自分のPCを持ち込むと,そこのPCのLANケーブルを抜いて使っていいと言われる.無線LANもあるのだが,キーがわからずに使えない.SSIDを見る限り結構たくさんあるのだが,実は誰も使えないという不思議な環境.まぁ有線が使えるので不便ながらもそれほど問題ではない.

企業展示は,いまいち面白みに欠ける感じ.日本メーカで言うと,自動車メーカは元気だったが総合電機メーカは例年よりブースも小さく,とりあえず出してあるだけ,といったところか.開催場所と経営方針の関係なのだろうが,見事にカラーが分かれた感じである.

学会終了後,繁華街に行ってみる.王府井(ワンフーチン)というところで,広い道の左右にいろいろなお店が並んでいる.夕食は同行の方々といろいろ悩んだ挙句に全聚徳というレストランに行ってみた.目的は北京ダック.

3人で丸ごと一匹.これで200元弱.堪能した.堪能しすぎて気持ち悪いくらい.とにかく満足である.これで北京に来た目的は果たした…わけではもちろんないが,まぁやりたかったことが一つ達成された,かな.

写真はまた改めて.