ドキュメントの電子化2007年04月26日 03時36分20秒

ある人からの影響なのではあるが,最近書類の電子化をするようにしている.すでに数年前にScanSnapという秀逸なスキャナを購入してあったのだが,それを活用するようになってきた,と言った方がよいかもしれない.

例えば,学生が講義中に書いた1枚もののレポートをScanSnapで全てスキャンする.150人ほどが履修していると,150枚ほどになり,まぁそれなりに手間はかかる.一回で全部のレポートをフィーダにセットできないし,それなりの頻度で2枚まとめて紙送りしてしまったりするために,最後に全部スキャンできているか手作業で確認せざるを得ないのである.

それでも,そうしてスキャンしPDF化しておくと,なにかと便利である.例えば,レポートを自宅で採点しようというとき.個人情報保護の観点からいうと,なかなかレポートを持ち帰るわけにはいかない.しかし,電子化してしまえば軽くなるし,暗号化するなどいろいろとやり方でセキュリティを確保することが出来る.

さらにPDFをコピーしてトリミングし,学生の氏名などが書かれた部分を削ってしまったファイルを作り,それを持ち帰るということもできる.最終的に成績をつける段階で,オフィスにあるもとのPDFと照らし合わせながら評価をつければよいわけである.こうすると,たとえ持ち帰ったPDFをなくして他人の手に渡ってしまったとしても,それぞれが誰のレポートだかわからないのである.すなわち,その情報だけでは個人情報にはならない(のではないか)と思われる.←実はこれでOKなのかはあまり自信がない.

ということで,うまく使うと,電子化のための手間を補ってあまりあるいろいろな使い方が出来そうである.