プロフェッショナル・仕事の流儀2007年02月15日 02時17分23秒

NHKでやっていた再放送である.「世界が注目!海を渡った日本の頭脳」というサブタイトルで,あのタンジブルビッツの石井裕MIT教授がゲストであった.途中で出てくる元所長さんはあのネグロポンテ(だけど,まぁ,しゃべったのは少しだけ)だし,大変面白かった.

それよりなにより,MITメディアラボで,ほとんど走るように移動しながら研究に没頭している姿が印象に残った.「自分は凡人だから,人の2倍研究して3倍成果を出さないといけない」.うーむ.学生も必死なら指導する側も必死である様子が伝わってくる.payが絡んでいるから,というだけではあるまい.

こういう競争世界にいれば,言い訳云々はもはや問題ではなく,絶対的な成果のみが評価されるわけである.自分がいかにぬるま湯に浸かっているのか,なんだかんだと言い訳をしているのか,努力していないのか,いままでもうすうす感じていながら見ないようにしていた現実を思い知らされた気分である.

そう,問題は周りでも他人でもなく,自分なのである.