重要度とミス2006年09月21日 02時56分41秒

また深夜に帰宅後,NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見て考えてしまう.番組は脳外科医の方の話.一つのミスが命にかかわる現場での話だけに,見ていて重い.

我が仕事を振り返って考えると,大抵のミスは人命にかかわることがない.だから,なのかもしれないがミスが多い.例えばプログラムを書いて,一回で思ったとおりの動作をすることはまれである.

これに対して,例えば車の運転は,多くのケースでそれなりに大きな安全マージンが取られているということもあるが,運転をミスすることはプログラミングに比べるとかなり低い.事故,あるいはヒヤッとするケースだけをミスとすれば,であるが.

ということは,同じ私という個体で考えても,重要度によって起こすミスが異なるのではないかといえるわけである.まぁ当たり前である.プログラムと同じ頻度で運転をミスしていたら大変なことになる.

で,これを逆に考えると,ミスの多さから,その物事をどのくらい重要と考えているのかが分かるのではないか,ということ.これもまぁ一般的に考えて当たり前だと思う.思いたいのだが,最近そうではないと思われる事例が多いような気がしているのである.

あるいは私が重要と思っているほどには重要と思われていないことがその原因なのだろうか?実はそうだとずっと思っていたのだが,そもそもの仮定,重要度とミス数の関係が成り立たなくなっているのだろうか?とふと思ってしまった.

だとしたら今後は医者にかかるのも怖くなってくるなぁ…というのが今日の感想.