マイクトラブル2006年06月21日 02時10分26秒

準備万端,と思っているときに限って(いや,限らないが)アクシデントが起こる.

今日は昨日と同一内容の講義(要するに二コマ開講している).これがまた私は大の苦手である.同じ資料を基にして同じ内容を話すことが求められているのであるが,どうも同じ内容を話せないのである.もちろん資料は同じなのだが,二回,同じ内容で同じくらいの進み具合で話す,というのがどうも難しい.もちろん,同じような内容にはしているのだが,例え方が違ってしまったり,前日失敗したと思うところを修正して話すので時間配分が変わったり.かといって二回目の方がうまくしゃべることができるかというと必ずしもそうでもない.

で,それはおいといて,今日は講義中にワイアレスマイクの電池がなくなってしまった.電池がなくなってくるとワイアレスマイク本体についているLEDが点滅するのだが,腰につけてしゃべっているのでたいてい気がつかない.で,マイクが切れていることに気がついて確認するともうLEDが消えている.

こういうときのためにマイクのケースに予備の電池が入れてあるので,それに交換して授業を継続.がしかし,数分後にまたもやマイクが切れる.LEDを確認すると消えている.

あれ?電池を入れ間違えたかと思って,念のためにもう一回電池を交換.やっぱりだめ.どうやら,前に電池切れしたときに電池を交換して,古い電池をそのままマイクのケースに入れておいた人がいたらしい.まぁそうではなく,電池が古かっただけかもしれないが….

いずれにしても電池がないことにはマイクが使えない.これ以外の予備の電池は4階上の部屋に行かないとない.仕方がないので,マイクなしで一番後ろの学生にも聞こえることを確認して,地声で講義を継続.

なにせ150人強が入る大きさの教室である.どうしても声を張り上げないとならないので結構辛い.お陰で授業終了時にはぐったり,ばったり….

ペルーで4800年前の神殿遺構を発見2006年06月21日 02時28分57秒

なんだか壮大な話である.4800年前だと日本では縄文時代であろうか?そのころに石造りの神殿を作っていた文明が南米にあった,ということがほぼ確実になったらしい.

私も1970年代にペルーに滞在していたことがある.この遺構を発見したのは天野博物館(Museo Amano)の人らしいが,その博物館も見に行ったし,多分当時はまだ館長だった故天野芳太郎氏もお見かけしたのではないかと思う(といっても当時私は小学生である).

氏が私財をなげうって当時あまり注目されていなかったチャンカイ河谷での発掘に打ち込み,その成果からチャンカイ河谷にインカ以前にも高度な文明が存在したことを明らかにしたのである(というのは天野博物館のWebからの受け売り)が,今回もそのチャンカイ河谷での発見である.このチャンカイ河谷,ニュースでは首都リマの北100kmと結構近くらしい.たぶん私は行ったことがない場所だと思うのだが,その辺りの記憶はあいまいである.

まだ発掘やらなんやらでいろいろと時間のかかる作業があるのだろうが,いままでの考古学の常識がひっくり返るような発見があることに少しだけ期待.そして,できることならもう一度かの地に行ってみたいものである.